劇団四季リトルマーメイドは
アンデルセンの「人魚姫」の物語とも
ディズニー映画の「リトルマーメイド」ともちょっと違った
ストーリー展開となっています。
ストーリ―展開を彩る曲と共に
詳細なストーリーの流れを書き収めていきますので
ネタバレ必至となっています!!!
ーーーーーネタバレ注意!ーーーーー

○オープニング
劇場が海底に潜っていくような感覚になる
幕がバッと開いてアリエルの優雅に泳ぐ姿
(実はこの時の時のアリエルは、海底での儀式をすっぽかして禁止されている海上の方へ泳ぎに行っているという完全な問題児)
フランダーや海の仲間たちと遊んだりしながら地上へと泳いでいく
場面は徐々に代わって海底へ
アリエルのお姉さんたちが優雅に登場
荘厳な音楽と共にトリトンが降臨
○トリトンの娘たち
「偉大な王トリトン〜娘たちの名前」
父トリトンの前でアリエルのお姉さんたちが自己紹介しながら歌う
末っ子アリエルのデビューの儀式であったのにもかかわらず、アリエルが登場せず(冒頭のシーンであったようにすっぽかして海上に遊びに行ってしまっているから)
トリトン激怒(怒りの沸点低すぎ)し、セバスチャンに八つ当たり

○海の上の世界
「ここへ来ると〜心が踊る〜憧れ続けてた世界〜」
海上に来たアリエルが地上の世界を見てウキウキしながら歌う。
アリエルの大切なキーワード「世界」。
ここから何度も登場していきます。
「あ!船だわ!」
人間は危険だと教わっているので興味はありつつも海へすぐさま隠れる。
○深海の秘密
「いざゆけ〜荒波の向こう〜聞こえてくるぞトリトンと人魚の歌声」
エリック王子と船乗りたちが船ハーモニー号に乗って登場
王子のお世話係グリムスビーは船酔いしてるのに強引に航海を進めようにする身勝手?な王子と船乗りたち(👴が気の毒)(不憫なおじさんパート1)
ここで遠くからアリエルの声「ああああ〜ああああ〜」
何だ?この声は?と気付くエリック。
グリムスビーが帰りましょうとなだめるも
「それは僕が決める。あの声を追うぞ!地球の果てまで進め!!」
早速出てきたキーワード「声」。
他人に自分の行動を決められることを極端に嫌がるエリック。
色々な伏線がもう十分に張られています。

アリエル、儀式を忘れていたことに気付き、海底に戻る。
トリトンに謝罪するもフランダーが「アリエルが海上に行っていたこと」について口を滑らし、
トリトンの怒りマックス(マッドマックス!)
トリトンは自身の愛する妻でありアリエルの母を
海上近くにいるときに人間に殺されたと考えているため、
海上に行くことや人間のいる場所がトラウマになっており、
そこに行くことにとてもセンシティブになっている。
まして、末っ子娘のアリエルは妻の持つ声に一番似ており溺愛している娘である。
それをアリエルは分かっているつもりだが、
それにしても厳しすぎる酷すぎると思いお互いに真っ向から対立してしまう。
○パートオブユアワールド
父トリトンに理解してもらえない孤独な中、
憧れの「世界」を夢見て歌うアリエルのメインのナンバー

![劇団四季「リトルマーメイド」10月/大阪 ぴあシートS1席(ゲキダンシキリトルマーメイドオオサカ) | チケットぴあ[演劇 ミュージカル・ショーのチケット購入・予約]](https://image.pia.jp/images/201806/201806210105_ex.jpg)
トリトン、怒り狂ってアリエルのお気に入りの場所(宝物)破壊
さすがにここまでやるとやりすぎ、アリエルが可哀想
(権力・魔力の乱用?)
「嫌い!大嫌い!パパなんて〜分かって欲しいだけなの〜」
嫌いって言ってるけどアリエルがトリトンを愛しているのがよくわかるシーン
○深海の秘密(リプライズ)
エリック王子と船乗りたち再登場
(すっかり深海の世界の物語のシーンになってたから、まだ航海しとったんかい、という再会感)
グリムスビー、さっきより老けた??
嵐に巻き込まれるエリック一行。
船乗りが船から転落しかけたのをエリックが救った!
と思いきや自分が転落〜〜〜いやバランス感覚〜
それを見守っていたアリエル
すぐさま沈み行くエリック王子を救い浜辺へ救出!
(お見事!ライフセーバー並の腕前)
○パートオブユアワールド(リプライズ)
「あなたのそばにいて〜二人で生きてゆきたい〜あたしのすべてを捧げても〜」
救い出したエリック王子(人間の姿)を間近で見て
憧れが強くなる
ここでアリエルが行きたい世界は「あなたの世界」=「エリックがいる人間の姿を世界」となる

○恋してる
アリエルのお姉さんたちとフランダーがキラッキラのバブリーな衣装で歌う
アリエルの様子がおかしい、これは恋しているからじゃないかと噂話をするように始まる
アリエルのことが好きなフランダーはこれを聞いてショックを受ける
はちゃめちゃにエキサイトするお姉さんたちがおもろかっこよすごい。。
映画ヘアスプレーのような時代を感じるファッションと舞台、そして曲調の派手さが際立っている

○パパのかわいい天使
アースラが自分の姉たちへの妬み嫉み、
そして殺していったという告白を歌う
アースラは自分の姉たちが綺麗なせいで強烈な劣等感を持っている
○アンダーザシー
アリエルに海底にとどまってもらうために海の底の素晴らしさを説得するようにセバスチャンが歌う誰もが知るナンバー。
ほぼ全員の俳優が参加する(曲中で早着替えして違う魚でも登場?)壮大なダンスナンバー。
歌い終わりにやはりアリエルに逃げられてしまう(不憫なおじさんパート2)
○不幸せな魂

○マエムキニ
足を手に入れたアリエルが立てるように励ますカモメたちのタップダンスの曲
カモメには才能があるカモメ
○どんな夢より
初めての憧れだった人間界、エリックのお城でワクワクする気持ちをアリエル(声が出ない設定なので歌うときは周りが静止する)が歌う
○一歩ずつ
声が出せないアリエルとエリックがダンスでコミュニケーションをとる
二人の心がどんどん近づいていく

○もしも
あと残り1日でアリエルはアースラとの契約により命?声を奪われてしまう
あと残り1日でエリックはお嫁さんを探さなければならない(自由が無くなる)が浜辺で助けてくれた人(アリエル)の声が忘れられないでいる
すべてを知るセバスチャンはアリエルの幸せを願う
トリトンは自分自身のしたことを反省する
○コンテスト
アリエルのお姉さんたちを演じていた人たちが各国のお姫様を演じる
エリック王子目当てに各国のお姫様たちが次々に詰め寄る
アースラの急襲
アリエル、なんの躊躇もなくアースラを簡単に殺す(容赦なさすぎ)
ここから、人殺し(人魚殺し)したにもかかわらず
急速にハッピーエンドに向かう
トリトンとアリエル、あっけなく和解
○もしも(リプライズ)〜フィナーレ
まあまあの声量がある人たちが一斉に歌うととんでもない爆音になる
※パートオブユアワールドのフィナーレ版
「愛こそすべてを乗り越える〜」
「歩ける、走れる、日の光の中を」
「ふたりの世界へ〜」